東京都内で複数の歯医者を展開している医療法人の事務長のブログだよ

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時間通りに治療が始まらないっていうお問い合わせ

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事務長だよ。

 

時間通りに診療が始まらないっていうお問い合わせ(笑)が多いんだけど、その話を書いておくよ。

 

12時に予約したのにもう12時20分なんですけど!!(怒

治療は5分なのに、なんでこんなに待たせるの!!(怒

10時に予約して10時に先生がこないなら帰ります!(怒

 

いつも、「いやそんなに待てないなら暇な歯医者に行けよ」って喉元まででかかるんだけど、よく考えれば説明したことないなと思いここに理由を書いておく。

 

基本的に、保険診療の歯医者って配列診療してるのね。なぜなら「待ち」の時間があるから。

 

例えば、麻酔したら、麻酔が効くまでの時間は「待ち」ですよね。

型取りするときに、硬化を待つ時間とか。

レントゲンを撮ることになって、助手が導入してる待ち時間とか。

銀歯をつけて硬化する待ち時間とか。

 

その待ち時間を有効に使って並列に治療するのね。

 

だから、D rの力量と、助手の力量で、同時に捌ける患者の数も、終わる時間も大きく差がでます。少なからず、治療の効率を考えて動くので、必ず誰かが待つことになるんです。

 

例えば、極端な話だけど、1分すらも待たせない予約コントロールをしようとしたら、治療開始ぴったりに予約とって、5分の治療して、速攻で帰せばいいよね。でもさ、予定外の治療も許さないってことになるよ。

例えば、隣の歯も痛いんですとか言われても、「あ、それ次みますんで、じゃ」って立ち去るしかないですよね。

例えば、「仮歯なくしちゃったんです」とか言われても「じゃ次に型とるので今日は予定の治療のみで、じゃ」ってことになります。

例えば、「先生お聞きしたいのですが」とか言おうものなら「次回相談の予約取ってください、じゃ」みたいなツンケンした歯医者になります。そんなの嫌ですよね(笑)

 

じゃあ、どうやって余裕を持つかというと、

5分の治療を要する患者さんを倍の10分として考え、3人まとめて30分の予約を取る

一人に10分ではなく3人で30分とまとめて考えるんです。

D rの力量で、何枠取ればいいかだけなので、オペレーション的にも問題が起きにくい。

 

例えばA先生は3枠OKだけど、B先生は1.5枠、C先生は1枠のみまでとか。

A先生のみの日は3枠✖️8時間で、48人見られる。急患が平日の平均が6名だから、42人まで予約入れてOKと考える。

C先生は1枠✖️8時間で、16人見られる。急患が6名来るから10人まで予約入れてOKと考える。

コントロールもしやすいし、イラギュラーな処置が発生しても対処できる余裕があります。

 

そのかわり、A先生の患者さんは、待ち時間最低0分〜20分程度。C先生の患者さんは0分か15分かかることになります。

 

20分待って治療は5分ってのはこういうカラクリなんです。

一人の歯科医師が最初から最後まで同じ部屋にいるのがお好みでしたら、その旨を予約時に伝えてみてください。保険診療のなんて言ったらほぼ100%断られるでしょう。保険診療じゃドクターの給料すら確保できないですよ。

 

逆にそういう予約体制なのに大幅にお待たせするのは、何かあるときです。

例えば、急患が来たとか、予定外の治療がでたとか、誰かが遅刻してきたとか、こない患者がいたから急患いれたら遅刻してきたとか、スタッフが急に休んだとか。

 

ご案内もできずに30分も待たせたらさすがに悪いなあとは思うけど、ぴったりの時間に診療が開始されるってのは無理があるよ。

 

それでも待てないなら、完全予約制で遅刻したら治療しない、キャンセル2回で出禁みたいな歯医者に行けばいいと思うよ。

急に痛くなったりしても予約空いてなければ見てもらえないと思うけども。