東京都内で複数の歯医者を展開している医療法人の事務長のブログだよ

東京都内で複数の歯医者を展開している医療法人の事務長のブログだよ

矯正歯科について ワイヤー?インビザライン?キレイライン?

f:id:jimuchoudayo:20210507170054j:plain

矯正歯科

事務長だよ。

 

矯正歯科について書いておくよ。

 

正治療に関しては、とても専門的なので、詳しいことは

日本矯正歯科学会のサイトをみるといいと思うよ

公益社団法人 日本矯正歯科学会 (jos.gr.jp)

 

正直、すくなくとも「学会員」になっている先生に診てもらったほうがいいよ。

日本最大の矯正歯科の学会で、どう考えても普通は「矯正歯科医」を目指したら普通に入会します。

入会すらしていないということは、「よほどへんてこりんな先生」である可能性が非常に高いです。

 

で、できれば「認定医」くらいは持っているのがいいですね。もしくは「認定医を目指している若い先生」とか。

「専門医」や「指導医」については、もう技術的には申し分ないと思っていただいてOKです。

 

でもね、「専門医」だから「認定医」より優れているとは限らない。なぜかというと、臨床を多く経験したから「専門医」を取れるわけではなくて、それはそれは難関な症例発表的なものがあるんです。正直、勤務医として働きながら症例を確保するには、患者さんの協力なども必要で、治療には必要ないのにバシャバシャ写真撮ったりしなきゃならないんですよ。

だから数は少なくても、発表に有効な症例をいくつか持っているだけで、専門医は狙えるってこと。

 

私の経験上、若いのに専門医持ってる人って、大学で矯正学んできた人が多いんですよ。つまり相手は「矯正する」って決めて、町医者にいったけど、難症例すぎて大学病院に紹介されてきたとかそういうことね。要するに「やる」って決まってる人なんですよ。

ところが、一般の歯医者に相談にくる方はそうではなくて、「やろうかどうか迷ってるし、貴方にお願いするかも考え中」というわけですよ。なのに、やたら詳しい数値とかを提示して、こんなリスクがあって、うまくいかないかもしれないけど、みたいな逃げ道を作る方が多いイメージ。

 

認定医ってそこまで難しくなくて、日常の症例をこなしながらでもなんとか頑張れば取得できる感じ。大学よりも、先輩の就職先に非常勤で行っていて、とりあえずなんか肩書必要でしょって感じで認定医を持ってるイメージ。勉強はちゃんとしてるけど、それが民間の歯医者での現場で育てられたイメージ。だから、きちんとメリットデメリット説明して、夢を語って契約を取れるイメージ。

 

正直、矯正治療って、貴方と担当医の意思の疎通というか、共通の完成形というか、そこを目指せるかどうかが大切。それも2~3年間、毎月会うんだから、人間性もそこそこ合わないとつらい。

 

ていうことで、「専門医」ではなくてもいいけど、せめて「学会員」ではあってほしいと思うし、「認定医」くらいは取っておいてほしいなと思う。

技術はあるけどモグリみたいなことってほとんどないとおもうんで。ブラックジャックじゃあるまいし。

 

正治療の流れは

①相談 だいたい無料 希望を言ったり先生の所見を聞いてだいたいどんなかんじかつかむ

②診断 模型をとったり、写真やレントゲンを撮って、詳しく診断してもらう

 

③矯正開始 ワイヤーをつけたり、抜歯したり、マウスピースわたされたり、、1~3年ほどかかるのが一般的です。毎月歯医者に行くのが一般的です。

 

④保定 矯正が終わったら、うごいた歯がもとにもどらないように、なんらかの装置をつけます。だいたい1年くらい。半年に一回くらい歯医者に行きます。

 

⑤終了 

 

という流れになります。

 

そんなわけで、矯正の種類だけど、ワイヤーを歯の前に着けるのがオーソドックスなやり方。矯正歯科学会員の先生に矯正治療をお願いすると、ほとんどコレを勧められる。マルチブラケットっていいます。

なぜなら成功事例が他の方法に対して各段に多いから。成功率が高いものでやりたいですよね。もし失敗してたとしてもBESTな方法で失敗したなら「敗北」として、セカンドプランを出せるけど、あんまりよくない方法で失敗したら「だからいったじゃん」感がすごいですよ。2年3年もやって失敗してたら目も当てられない。

 

しかも今は、ブラケット(歯にくっつける金具)を、プラスチック製の透明のものにしたり、銀色のワイヤーを、白いセラミックスワイヤーにしたりすることでかなり目立たなくすることもできる。これが一番おすすめ。

部分矯正10万円~。期間1年くらい。

最低上下28本で60万円~。期間2年くらい。

 

もうちょっと目立たない方法はないの?ってことで、歯の裏側にワイヤーを固定する「リンガルアーチ」っていう方法。これも成功事例としては圧倒的に劣るものの、一部の症例においては十分な事例があり、正面からワイヤーが見えないというのは審美的に良いです。

最低100万円~、期間3年くらい。

 

最近よく聞くのはインビザライン。マウスピースを用いた矯正です。今の歯の状態の模型を作って、そこから理想の歯並びになるまでの18個のマウスピースを作ります。2週間おきにマウスピースを交換して、歯並びを治す方法です。アメリカの会社が開発したもので、マウスピース矯正ではトップシェアです。

ワイヤーを固定しないため食事の時やブラッシングの時は外せるっていうのがとても楽。ただ、失敗事例が多いことも説明しておく必要があると思います。

思ったよりも歯並びが治らなかった、奥歯が噛めなくなった、かみ合わせが悪くなった、上下の歯が左右にズレてしまったなど、ググればいくらでも失敗事例がでてきます。要するに、専門家たる矯正歯科医師が維持管理せずに、ある程度適当に動かしていって、すべての症例がきれいに並ぶはずがないってことです。また、初回の模型さえ作ってしまえばあとはコンピューターが勝手に作ってくれますから、本当は矯正なんて全然できないポンコツ歯科医師でも矯正治療に参入できるというところが最大の難点だと思います。

期間1~2年、上下28本で80万円。

 

 

もっと最近ですが、「キレイライン」という言葉がよくでてきますね。

インビザラインアメリカの会社ですが、キレイラインは日本の会社が運営しています。前歯12本(上6本、下6本)のみの矯正を行うことで、少額から矯正治療ができるというのが最大のメリットです。

デメリットは、そもそも奥歯がかみ合ってないとかなら無理ってことと、よりポンコツ歯科医師にあたる可能性があるので、しっかり相手を選ぶ必要があるってこと。

2万円程度で開始できて、軽度なら10万円くらい

中度なら30万円くらい。

重度はおすすめできません。

 

 

そんなかんじ。