東京都内で複数の歯医者を展開している医療法人の事務長のブログだよ

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前回の続き しょぼ歯医者のコンサルネタです

jimuchoudayo.hatenablog.com

 

事務長だよ。

 

前回の続きだよ。

まず、一番改善が必要だと思ったのは、「楽したい」って気持ちを、院長先生、スタッフ全員からむしり取るために、収支の簡単な資料を作ったよ。

保険収入と、自費収入と、全員の給料と、もし払っていたら家賃と、材料費、技工料なども含めて、「このままだとこの歯科医院はつぶれるよ」ってことを示唆する資料を作ったよ。

 

レセプトが200枚しかなくて平均点は1300点近い。自費が毎月50万円くらい。

月収は保険が260万と自費が50万。

支出は家賃50万、人件費が180万、材料費が40万、融資支払が50万、雑費20万。

うん、赤字だね。このままだと、貴方たち全員解雇して倒産だけどどう改善したらいいと思う?って。

 

で、院長に問い詰めるわけですよ。どうすんの?あなたの大切な社員、守れませんよ?どうするの?って。

まさか、自分が問い詰められるとは思ってないと思うんだ。依頼したのにって。

でも、一番考え方がかわらなきゃならないのって、確実に院長なんですよ。

理事長とか社長じゃなくて、絶対的に「店長」なのね。

 

「僕の給料を下げてもらって、±0にすれば・・・」って100%言うんですよ。

仕事を増やそうとしない店長がいる限り、いつか崩壊する。

 

私立大学の歯学部でて、いくらかかったと思ってんの?って。サラリーマンだって最低2億稼いで死ぬんだから、貴方もどんなに低所得にしたって2億は稼いでくださいよ。

40年働くとして、年間いくらよ?500万でしょ?最低で月40万ですよ。それよりは下げることは100%あり得ない。それより下げるなら今すぐ勤務医に戻ったほうがいい。

 

で、どうすんの?って「売上を上げる」という回答が出てくるまで全スタッフの前で問い詰めます。

 

じゃぁ、どうやって売上あげましょうかねとスタッフの皆さんに問い詰めるわけです。「コスト削減方向」ではなく「アポイントの数を増やす」って答えが出るまで否定し続けます。「売上」じゃなくて「数」です。

 

ようするに、楽して今の給料もらい続けたい人たちに、「もっと数こなさないとだめなんだ」って理解させる、思わせることが大切。

 

じゃぁどうやって増やそうかってのは、ディベート

スタッフや院長も含めて、あれができるこれができるって意見を言わせて、それに対する問題を提起、どうやって解決するかって考えて行って。

 

TODOリストを作って、いつまでにやるのかを決定させる。

 

 

私に依頼した院長はなにやら「ツール」をくれると思ってるんですよ。

こうしたら患者が勝手に増えて、今より大変じゃなくて、楽して売上があがる。

そんなわけないでしょって話よ。結局どこの歯医者でもやれることって同じなんですよ。

 

1日のアポMAX数を増やすことと、来院回数のなるべく少ないタイミングで全額的なコンサルをやること。リコール患者を増やすこと。

自費がどうとかは二の次なんですよ。自費のクオリティを期待している人は、それ専門のとこにいくんですから。

 

例えばですけど、こういう楽したい先生って、マイクロスコープを導入して、突然根治の自費化のプランとか作り出すんですよ。280円の治療を10万円にできたらラッキーみたいな。そんなのだれがやりますかって話ですよ。

当然のようにラバーダムして、う蝕取って、隔壁作って、ニッケルチタンの新品つかって、仮封もキャビトンってわけにいかないし、アポイントだって難しいし、無キャンとかされたら茫然とするしかないですよ。しかも、難治性じゃなければ1発で築造できるくらいの自信はあるんだよね!?ってことですよ。

しかも、ある日「痛い」って来た人に、「難治性なんで自費根治がおすすめです」→「いきなり高額な治療を進められた☆1~」ってされますよ。確実に。

逆にそこまでやれるんだったら、専門的にやって、逆に他院から難治性根治をもらって、築造して返せばいいと思うんですよね。「根治専門」ってうたってさ。

 

一般歯科しかやらないんだったら、せめて水平埋伏抜歯を確実にやるとか、補綴を自費にするためにコンサルする時間をしっかりとるとか、そういうところからしか着手できないよ。

でも、コンサルするから他のアポ切ってたら、その時間収入0円になるってことも考えて。

 

いろいろ考えた挙句、結局いつも通りの

・予約の電話をどんなに混んでても断らない

・補綴前に必ず全顎コンサルやる

・リコールを確実に案内し予約取って帰ってもらう

の3点からスタートですよ。