東京都内で複数の歯医者を展開している医療法人の事務長のブログだよ

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前々々々回からの続き しょぼ歯医者のコンサルネタパート5

jimuchoudayo.hatenablog.com

 

事務長だよ。

 

パート5だよ。というか、コンサルやりながらメモってたのを投下してるよ。こんなにさくさくすすんでいるわけじゃないよ。

 

前回は、心根の問題だよ、おまえらの給料どこから出てるか考えろよって話でした。

適切な数値としても目標を明確にしてあげないと、人は限界までサボるんですよ。怒られるまでサボります。というか、そこでサボらない人なら、歯科助手・受付なんてやってないんですよ。

普通に考えてですよ、卒後進路考えて「歯科系に行きたいな」って思ったら、どう考えても、金銭的に余裕があるご家庭なら歯科医師か、女の子なら歯科衛生士、男の子なら歯科技工士になるっしょ。これがセオリーでしょ。ちょっと変わった男の子が歯科衛生士になったり、女の子が歯科技工士やってたりするけど、まぁセオリーで言ったらそうでしょ。

じゃぁ、どこで歯科助手・受付やろうって思ったかっていうと、「なにかをドロップアウトして未経験で行ける正社員がそこしか見つからなかった」か、「母親が看護師、姉が歯科衛生士で、よくわからないけど歯科助手でいいや」みたいな投げやりな選択。

だから、歯科助手・受付の多くがほっとくとすぐ折れる。だから常に声かけて様子みて育ててってやってあげないと、社内的弱者(歯科医院にいる唯一の無資格者)だから守らないといけないのに、この子がアポとかミスると歯科衛生士が激ギレすんのね。社内的弱者だから。そうならないように育てて行く必要があるんですよ。

 

正直言って、事務長側からしたら歯科衛生士は確かに採用がなかなかできないし、数の確保が難しいんだけど、でもとれさえすれば育てればそこそこ育つんですよ。それよりも「長期勤務してくれる出来る受付・歯科助手」のほうがよっぽどレアなんですよ。業務の幅は広くて、受付でアポなしのじいさんが突然入れ歯を差し出してきたりするし、待たせてるのはDrの技量不足なのに受付がめちゃ怒られるし、仕事に対する達成感ないしね。キャリアシートとか書かせても、キャリアもクソもないし。

 

そんなわけで、この受付の子が今回のミッションの重要参考人なんですよ。

決められた1日のアポイント数を、だれかに文句いわれても、アポぶち込めるかどうかにかかってると言ってもさだかじゃない。

 

いいんですよ?そのDrが自費ばっちり決めてくれるなら。1日10人も見ればいいですよ。でも、そういう自費決められないからコンサルなんて頼ってるわけで、いいからだまって並列診療で数見ろやって話しですよ。

衛生士もいろいろイレギュラーケースを取り出して30分じゃできないだのなんだのいうけど、30分でできるとこまでやって、終わらなかったら技術不足と認識して患者に誤って来週もう一回来てもらえよって話ですよ。

経営的にいい状態になってから初めて患者数しぼったりしろよと。

 

をいこら衛生士、根治の患者案内したら仮封外しとくくらいしろよ、

をい院長、助手雇えるほど余裕ないんだからお前も片付けせんかい、

はいDrそっちいって浸麻して、はいDrこっちきてPZして、はいDHimpしてと指示しまくりすティ。

 

ランチョンで全員で症例検討会。主訴とパノラマデータ見せて、初回の処置と、治療計画たてるのを高速でできるように練習練習。歯科医師も歯科衛生士も歯科助手も受付も、みんなが主訴みてパノラマみて処置を想定できたら、準備とか楽勝になるんですよ。みんなできて当然ですよって空気を出す。

いいんですよ助手が読影間違ってたって。でも、見て、考えるっていうのは必要なんですよ。並列診療するんだから、Drが準備してたら間に合わないんで。間違ってたって、なんにも用意されてないよりは全然マシだし、そのうち精度上がってくる。

そんな1日をやって、院長に「貴方が明日から指示出すんですよ」って。「やってみます」とかいってたけどどうだろなと思い、1か月が経過。

 

すんごい、雰囲気がいいんですよ。

受付の子に厳しくすると最初に折れちゃうからきついこと言わなかったんだけど、1か月後に行ったら、暇な時間ができたら洗い物とかしてんの。みんなで考えて早く多く診療するために考えたんだなーって感動したわ。

DrもDHもお互い声かけて、「次②にいくから①impして仮封しといて、終わったらSRP来てるから④に通して」みたいにできるようになってるんですよ。あぁ、もう大丈夫だわって思った。このまま精度が上がっていけば、SEOとMEOの結果が出て急患が増えても対処できるでしょと思った。

午後のアポイントが暇気味だったから、思い切って午後の診療開始時間を1時間遅らせている日があったのもアリだと思った。どうせアポ埋められないなら、昼休みとつないで症例検討とか、受付の子に助手業教えたりしたほうが効果的。

 

で、今回解禁したのは、受付・助手の求人にGOだした。2名常勤入れば、1名しかいないのに比べ格段に辞めなくなるから。1週間は後ろから見学で、次の1週間は逆にして、3週目で受付やってみればいい。できれば半々に業務分担して、お互いにここはこうしようって高めあえるような子を採用するために、初回面接をやらせて一緒に働けるかどうか見てもらうのが良いと感じた。こんなの経験だし、10人も見れば一緒に働けそうな子見つかるでしょ感。

1時面接をその子にやってもらって、2時面接が院長でその場で即決するよう指示。

 

3社ほど広告だして、「歯科助手兼受付」で掲載してもらって、初回割引限界までやってもらって、15万かかったけど、15人来たらしい。1時面接おわった履歴書見せてもらったけど、採用可能性あるのは2人だった。言い方悪いけど、受付は顔面重要なんで。つくりがいいかどうかは別として、「清潔感・優しそう」が絶対必要。

だって「激痛」で歯医者来るんだよ?「もう大丈夫ですよ・安心してください」って優しいお姉さんに言われたいじゃん。ぶっきらぼうに「問診票書いてください」とか言われたら痛みが増すわ。

 

そんなわけで、コンサル3か月目に突入。

それまで通常の来院人数が2列しかアポ取ってなかったから、Dr10名、DH10名のMAX20名だった上、空白とキャンセルと、急患ゼロだったために、きても10~12人。まぁ、行きたい時間帯なんてみんなおんなじなんだよ。その時間に「すみませんいっぱいなんで」とか言ってるから患者来なくなるんだよ。受けろ、「あと30分早く着けませんか?」って聞いてみろ。「そのお時間だとちょっとお待ちいただきそうなんですが、〇時ならすぐご案内できるのですかいかがでしょうか?」って聞いてみろ。すこしづつずらして患者詰めコメ。クリーニング希望とか、Drの枠空いてるならぶち込んでしまえ。Drだってクリーニングくらいしてくれるわ。

Dr1.5列と、DH1列で、MAX30名にすることができ、空白はありつつもキャンセルも依然と変わらず、急患はぽつぽつき出して、なんにも広告宣伝してない状態で18~22名の来院をキープ。しかも残業時間はまったく変わってない。

 

コスト増えた部分は特になくて、売上が月間ベースで60万円くらい増えてることになる。で、助手一人増やしてコスト+30だから、利益で20万くらい増えたことになるんじゃないか。これ、プラテンしたんちゃう?結構楽勝だったなこれ。

 

場所と施設のポテンシャルでここまでこれたけど、問題はここからですよ。

他院に行くはずの新患を取りに行かなきゃなので、なにか付加価値をつけないと厳しい戦いになります。

なにせこの時点でまだ、平日19時までで土曜AMのみ、木・日・祝休みですから。。そんな診療日、いまどきおじいさん先生しかいないよ。。。